01/14/2005

老夫婦

s06-1作:ガブリエル・バンサン
詞:ジャック・ブレル
訳:今江 祥智 (いまえ よしとも)
本体価格:2,330円
BL出版刊

観るには、ちょっとつらい絵本です。

シャンソンから題材をとった絵本です。バンサンの絵本はせつなくて、最後はちょっぴり幸せになるのですが、この作品は「人間は歳をとって死ぬ」という事実を、淡い色調で表現しています。

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12/16/2004

まほうのえのぐ

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著 者: 林明子/さく
出版社: 福音館書店 (ISBN:4-8340-1280-8)
価 格: 840円(税込)


お兄ちゃんの絵の具をかりて絵をかきました。すると、いろいろな動物たちが手伝ってくれます。

林さんの絵はデッサンがしっかりしているのが気に入っています。ストーリーは「おふろだいすき」にちょっと似ているかな?子供の世界を描いたというより、なにかに夢中になると、すてきな世界が広がってくることを教えてくれます。そんなことを忘れていた大人達にもお勧めです。

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12/01/2004

セクター7

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●セクター7
●デイヴィッド・ウィーズナー作

誰もいないエンパイア・ステート・ビルにのぼると、こんな素敵な物語ができるようです。石切山ものぼりたくなりました。

もっと内容を知りたい方、購入希望の方は「石切山のおすすめ本」の絵本画像をクリックしてください。

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11/29/2004

岸辺のふたり

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●マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット作
●うちだ ややこ訳
●税込価格: \1,365 (本体: \1,300)
●出版:くもん出版

「岸辺のふたり」は2001年度にオスカーを取り、「広島国際アニメーションフェスティバル」でも最優秀賞に輝いた8分間のアニメーションです。先にDVD化され、最近、絵本版が出版されました。

帰らぬ父を待つ娘の物語です。淡い色調で展開される、わずか数ページのドラマですが、大切な人への情の深さをしみじみと表現しています。

大切な人がいない方は大切な人を思い出し、大切な人がいる人はもっと大切に想ってください。

※もっと内容を知りたい方、購入希望の方は「石切山のおすすめ本」の絵本画像をクリックしてください。

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09/20/2004

駆けてきた少女

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著作:東直己
発行:早川書房
定価:1,995円 (税込)

東直己のススキノの便利屋こと探偵<俺>シリーズ長編第 6作。

なんか一度読んだことがあるなあと、思いつつ読み進み、ラストで閃いた。この本は「ススキノ・ハードボイルド」とストーリーが同じ。ただし「駆けてきた少女」は探偵側から見たストーリー、「ススキノ・ハードボイルド」は登場人物の高校生側から見たストーリー。どうりで、読んだことがある思ったわけで、間違いではなかった。しかし、作者にしてやられたなあ。こんなふうに読者を試す作者は、嫌いじゃありません。

犯罪者の性格づけも、あいかわらず無気味でうまく、ミステリーのできも中々ですが、探偵と親しくしている占いのオバさんとのやりとりが楽しい。この叔母さんはモロ北海道弁を喋ります。しかし、あらためて文字で読む「北海道弁」というのは味のある方言だと思います。「北海道弁」に興味のある方はぜひ読んで下さい。笑えます。

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08/16/2004

はれときどきぶた

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作画:矢玉四郎
定価:880円

ご存じ、絵本界の最高傑作!、と石切山は思います。(^^)
テーマは「うそ」です。子供に提供する絵本で「うそ」はタブーなんでしょうが、これは実にあっけらかんと「うそ」絵本にしました。

これは英語版もあり、後、シリーズ化され「あしたぶたの日、ぶた時間」、「ぼくときどきぶた」が創作されています。そうそう「はれときどきぶた」はアニメ化されていますが、こちらは観ていません。

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08/14/2004

おふろだいすき

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発行:1982年 福音館書店
原作:松岡享子
作画:林明子

さて、この絵本は子供に「おふろにはいろう」と説教くさくなるところを、「おふろって、たのしいよ」と教えています。

子供が風呂に入ると、湯舟から、かめができて、ぺんぎんがでてきて、オットセイがでてきて、かばがでてきて、ついにはくじらが、、みんなで洗いっこします。ほんとかな、と思った方は絵本を買って確かめてみて下さい。(^^)

石切山は絵本作家の中で、林明子さんの画風がデッサンがしっかりしていて、好みです.

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08/12/2004

かようびのよる

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発行:1992年1月25日 福武書店
作画:デイヴィット・ウィーズナー
定価:1400円

このほんに しるした できごとは、
とある町で かようびのよる 
ほんとうに おきたことであると、
とあるすじにより かくにんされている。
こののち、
ふたたび かようびのよる 
このようなことが おきないとは 
いいきれない、、、。

と、前書きがあって、あとは、カラーインクによるイラストが展開されます。

そのイラストには、火曜日の夜、ある町の郊外にある沼から、たくさんの蓮の葉にのったカエルが町中を空中散歩するのです。そして明け方、彼等は沼に舞い戻ります。町では警察が出動して、たくさんの落ちている蓮の葉を調べ、カエルを目撃した住人から聞き取り調査をします。

(表紙のわきに蓮の葉とカエルの前足がちらりと見えるでしょう?こんなセンスの絵本を発見したらシビれます。ほとんどそんなシビれ具合で購入します)

つぎの かようび よる7時58分、、
こんどは農家の飼っているブタが空中散歩をはじめます。

ストーリーは以上です。謎は謎のまま。日常の世界に不思議をもぐりこませ、なにも説明せずに子供の空想力を刺激します。こんな絵本は石切山の大好物です。この絵本はすばらしい。その後の事件の展開を、いく通りものストーリーをつくっては楽しめますから。そうそう、この絵本は第15回絵本にっぽん賞特別賞を受賞しています。

当然、我が家の子供達のお気に入りの絵本でした。

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08/03/2004

真夜中の滑降:アーウイン・ショー

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著作:アーウイン・ショー
訳者:中野圭二
発行:1985年 早川書房
定価:680円(105円)

古本屋さんで、たまたま目について購入した文庫です。( )内の数字は、古本屋さんの価格です。

この本は前々から気になっていて、作者についての知識は皆無、でも名前が好きなんですねえ。どう好きだと言われても、ゴロが好いとか、言葉に出して言ってみた時の雰囲気が好きなんです。そして本のタイトルが「真夜中の滑降」。原文通りなのか訳者の中野さんのセンスなのか、ミステリアスで魅力的なタイトルです。

ところで中身はどうかというと、石切山の評価で「まあ、面白かった」というレベルです。犯罪小説で皮肉な結果になる作品が多い中で、これは違います。ま、興味のある方はお読みください。

あと、好きな名前は「太陽がいっぱい」の「パトリシア・ハイスミス」です。他にプリンターメーカーの「ヒューレット・パッカード」なんかは好きだなあ。単純に名前が好きなんです。可笑しいですか?

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わたしは真悟:楳図かずお

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著作:楳図かずお
発行:1983年 小学舘
定価:450円(全7巻)

「へび姫さま」や「まことちゃん」でおなじみの、楳図かずおさんの作品です。この作品は、後にSF関係の賞をとったはずです。楳図さんの作品は各コマの「黒ベタ」面積が多いので、「まことちゃん」のような愉快コミックでも、無気味な雰囲気の作風になっているのが特徴です。

石切山がこの作品を好きなところは、電脳が人格を持つのがテーマだったからです。今、読み返してみると映画のターミネーターに似ています。オートマチックマシーンが、人格を与えてくれた両親(二人の子供)を恋いこがれて彷徨うという、切ない展開となっています。この中でパソコンの画面の中に子供達が入って行くシーンがあるのですが、当時、まだパソコンがそれほど普及していないのに、作者の想像力に感心します。
楳図かずおさんの作品で「漂流教室」もSF風の作品でしたが、これは映画化されて皆さんもご存知だと思います。「わたしは真悟」も映画化してほしい。媒図さんって天才ですね。

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