今日、8月2日はカシオ計算機がパーソナル電卓「カシオミニ」を発売した日です。1972年(昭和47年)のことでした。
それまで、一番安い電卓がシャープ製の【Sharp EL-801】が【39,000円】で、【カシオミニ】は半額以下の【12,800円】で発売されたので、大変な人気になりました。産業界でも【カシオミニショック】という激震が走ったようです。
安いといっても、当時の大卒の公務員(※大卒で上級甲)の初任給が【25,200円】でしたから、個人が気軽に買うというよりは企業等が社員用に購入したのではないかと思います。
私が電卓を使ったのは、この時から3、4年後のことで、会社から支給されました。
設計の仕様書や見積書の作業が間違いがなくなり、大いに助かった記憶があります。それまではソロバンだったのだろうか。たぶん、ソロバンが達者な経理担当者に検算をお願いしていたような気がします。
電卓を個人で購入するようになったのは、もっと安く(2,000~3,000円ぐらい)なってからです。
参考までに、電卓の価格の変遷を掲載しておきます。
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●1964年(昭和39年)Sharp CS-10A■535,000円
●1966年(昭和41年)Busicom 161■288,000円
●1969年(昭和44年)Sharp QT-8D■99,800円
●1971年(昭和46年)Busicom LE-120A■89,800円
●1971年(昭和46年)Omron 800■48,800円
●1971年(昭和46年)Victor Tallymate■40,000円~50,000円
●1972年(昭和44年)Sharp EL-801■39,000円
●1972年(昭和44年)Casio Mini■12,800円
※以下のサイトを参照しました。
http://www.dentaku-museum.com/calc/calc/2-casio/2-casiomini/casiomini.html
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